君が泣いていないか、泣いていないか心配だ。

関ジャニ∞さんメインのぶろぐ。&NEWS/WEST。

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【和訳】『Tokyoholic』から錦戸亮の底知れない才能を感じる。

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錦戸くんの楽曲制作には絶対的で絶大的な信頼をおいている私(※横山担)が、このTokyoholicを語らずに何を語らいませう!!!もうほんと信頼と実績の錦戸さん!そんなわけで今回はTokyoholicの和訳を含め全体の世界観や注目部分をpickupしましたので暫しお付き合いください。
さあいきますよ!長いですよ!もう勝手に語りやがれ!

 

 

『Tokyoholic』和訳・歌割

今回は歌詞自体が関西弁だったので、翻訳も関西弁ver.でお届け!全体の雰囲気重視に仕上げたのでいつもより意訳度高めです。その分後述でめっちゃ説明入ります。

※和訳部分を( )桃色で記載しています

 

『Tokyoholic(東京中毒)


渋谷
I'm so damn hungry...
(あーむしゃくしゃする...)
満たされへんまま ただ消化してく
everyday(毎日)

安田
Why are you so mean to me?
(なんでそんな意地悪すんねん)
そんなはよ歩かれたら姿も見失うわ

全員
How far did I run?
(どこまで来たんやろ?)
Don't know where to go!
(もうどこ向かえばええねん!)
Hey!(なあ!)
wait!(ちょ、待てや!)
錦戸
Here we go then!
(っしゃもう行ったるわ!)


全員・渋谷
Tokyo!(東京!) 物語の始まり
全員・錦戸
Tokyo!(東京!) 淡い夢抱いたり
全員・渋谷
Tokyo!(東京!) 甘い罠に嵌ったり
全員・錦戸
Tokyo!(東京!) 時にゃ踏んだり蹴ったり
全員・渋谷
Tokyo!(東京!) みんな似たり寄ったり
全員・錦戸
Tokyo!(東京!) 日々是綱渡り
全員・渋谷
Tokyo!(東京!) 本当のとこやっぱりもう
全員
I don't like you Tokyo!!
(東京なんか好きちゃうねん!)

 

村上
アイム ソー ダム ハングリー
(なんでやねんもう)
満たされへんまま また消化してく
エビデイ(毎日)

錦戸
Why are you so mean to me?
(めっちゃいけずやな自分)
そんな上から見んなや こっちも必死なんじゃ


全員
How far did I run?
(どんくらい遠くまで来たんやろ?)
Don't know where to go!
(もうどこ行ったらええか分からへんわ!)
渋谷
ahhhhhhh!!!!!!!!
(ああぁあぁぁあ~~~!!!!)

 

丸山
はあ、またやってもうた...
いやもうほんま今日は
これで終わろうと思ったけど
でも...なんでいっつも
こんなことなんねやろな
もうあかんわあ

 

大倉
人により程度は異なりますが、
その計画(プラン)により東京への
依存が生じます。

 

全員
How far did I run?
(どのくらいまで来たんや?)
Don't know where to go!
(もうどこ行けいうねん!)
Hey!(おい!)
wait!(待てって!)
錦戸
Here we go then!
(あ~もうはじめよか!)


全員・渋谷
Tokyo!(東京!) ここじゃみんな強がり
全員・錦戸
Tokyo!(東京!) 見栄っ張りの集まり
全員・渋谷
Tokyo!(東京!) 気を抜きゃすぐ置き去り
全員・錦戸
Tokyo!(東京!) また行き当たりばったり
全員・渋谷
Tokyo!(東京!) こんな自分にうんざり
全員・錦戸
Tokyo!(東京!) きっと右肩上がり
全員・渋谷
Tokyo!(東京!) 根拠なんてさっぱりもう
全員
I don't like you...
(絶対好きなんかじゃ...)

 

全員・渋谷
Tokyo!(東京!) 終わらない物語
全員・錦戸
Tokyo!(東京!) 眠らない街明かり
全員・渋谷
Tokyo!(東京!) ふと見上げた月明かり
全員・錦戸
Tokyo!(東京!) 何故か涙こぼれたり
全員・渋谷錦戸
Tokyo!(東京!) 温もり寄せ合ったり
Tokyo!(東京!) こんな唄歌ったり
Tokyo!(東京!) ここはまだまだ始まりだから
全員
I can't hate you Tokyo!!
(やっぱ憎まれへんな東京!)

 

 

歌詞の意味

考察スタートです!

楽曲制作に関して

錦戸さんの才能とらしさが大爆発した楽曲。個人的にYour WURLITZER以来の衝撃が駆け巡った曲。こんなの待ってましたよ!!錦戸くんの作る曲は一言で言えばとにかく洒落てる。耳に残るメロディーライン(Tokyoholicの場合はベースライン)や、音・譜割には強いこだわりを犇々と感じるし、そこに散りばめられる遊び心のエッセンスとスパイスが良く効いていて、この曲が錦戸亮たる所以を体現してると言っても過言ではないと思う訳ですよ!!(熱量)音楽を創る仕事人錦戸亮がどうしようもなく好きで、錦戸さんが制作に携わる楽曲にはいつも極端に注目して見てしまうのですが、またこのわくわく感を与えてくれた錦戸さんに感謝しかない!おっと話が逸れそうだ!

曲先行で当初下世話な歌詞をこの曲にのせていたと言っていたのが凄く納得。このメロだったらそうしたくなる。それに錦戸さんが好んで聴くようなアーティストのこれ系統のインストはそういうテイストの歌詞が多い気がして少なからず影響を受けるのだろうなと思います。

リフ(=riff、リフレイン、繰り返しのコード進行の意味)から作ってベースラインが浮かんだとこから始まったと言っていましたが、聴音でもそれは察するところでTokyo holicはこのベースラインありきの曲というかここが1番の肝ですよね。ロックは特にリフが大事だと思うんですけども、リフをベースでもってくるかギターにするかはたまたキーボードかによっても曲全体の雰囲気がガラッと変わるんですよ。めちゃくちゃ個人的な好みとしてはベースリフが大好物なので錦戸さんGJとしか…!

このリフも決して珍しいものではないけれど、たくさんの遊び心(2回目)がふんだんに盛り込まれたことで、錦戸くんらしさ満載なのにキャッチーで耳に残る、まさに仕事人錦戸亮万歳\(^0^)/!!

 

曲のテーマ・タイトル意味

今回はテーマがとても分かりやすいです。関西人の彼らが歌う『Tokyoholic(=東京中毒)』。
ここで依存症(=dependence)ではなく中毒(=holic)を使った錦戸さんのセンス。あまり差異はないのだけれど*1、日本語でいう「依存症*2」と「中毒*3」は意味合いが少し違ってくる気がします。
タイトルだけ見たら“東京で悪戦苦闘する毎日を過ごしていたら、嫌いだったはずの東京から抜け出せなくなっていた、いつのまにか術中に嵌っていましたよ”という歌にも思えます。
私はこの歌詞を一読して思ったのは関ジャニ∞目線と錦戸くん個人目線で2度楽しめるということ。

関ジャニ∞目線

これはもうヨコヒナが当時よく言っていた「関西jr.」と「東京jr.」。タッキーが売れてて…、嵐が先にデビューして…、最初はお客さんも疎らで...云々のエピソードに集約されるのではと。まさしく東京で戦わなければいけなかった、“homeではない東京”という場所への思いや葛藤が込められているように読み取れます。どうしたら認知してもらえるか、売れるか、てっぺんにいけるか、そんなことを思いながら活動している彼らの心の内が見え隠れするような歌詞だなあと思います。

錦戸さん個人目線

この歌詞には錦戸さんからしか生まれないなと思う詞がいくつかあって、歌詞全体から錦戸亮らしさが前面に押し出されているように感じます。ここらへんは後々小出しにしているので後述参照ということで…。

 

【考察①】Aメロ


[1A]
渋谷
I'm so damn hungry...
(あーむしゃくしゃする...)
満たされへんまま ただ消化してく
everyday(毎日)
安田
Why are you so mean to me?
(なんでそんな意地悪すんねん)
そんなはよ歩かれたら姿も見失うわ


[2A]
村上
アイム ソー ダム ハングリー
(なんでやねんもう)
満たされへんまま また消化してく
エビデイ(毎日)
錦戸
Why are you so mean to me?
(ほんまいけずやな自分)
そんな上から見んなや こっちも必死なんじゃ

 

まず冒頭を直訳すれば「I'm so damn hungry...(=すごくお腹すいた)」ですが、ここでは色々集約して「なんやねん」に落ち着きました。(ざっくりすぎな件)「damn(=ののしる、けなす)」という意味を持ちますが、damn単体だと「くそー!」とか「ちくしょう!」みたいな意味があります。加えて「damn hungry(=気分が悪い)」と訳せるので、ここでは「あーもうなんやねんむしゃくしゃするわ」的な意味かと。

「mean to me(=意地悪をする)」の疑問形。ここでは歌割の安くんと錦戸さんに寄せて上記のような訳にしました。安くんは怒っていても冷静でも穏やかでも「なんでなん?」「なんでそんなことするん?」ってちゃんとわけを知りたがりそうなイメージ。

 

そして恐らくエイターさんから最も人気を誇る歌詞がここなのかな?

錦戸:そんな上から見んなや こっちも必死なんじゃああああ!!!

この歌割を自分に当てるあたり、なんとも錦戸さんらしい…。でもここは他の誰でもなく錦戸くんが歌うことに意味があるというかどのメンバーが歌うより1番しっくりきますよね。次点ですばるくんとか横山くん。必死の“死”で声が裏返えるとこと“じゃ”の言い方に錦戸さんの感情が駄々漏れで最高過ぎる…!「必死↑なんじゃぁああぁあ~~!」

そして村上くんパートの英語詩をカタカナにする錦戸さんの遊び心(3回目)がたまらなく好き。エビデイのイが上がるとこ「エビデイ↑」が村上くんらしくてツボです。私にはカタカナではなくもはやひらがなで脳内再生されます。えびでいっ。

 

英語と日本語の使い分け

ここで取り上げたいのは英語詞と日本語詞の使い分け。両方を織り交ぜて作詞する場合、言葉の響きとかももちろんあるだろうけど、どこの部分を英語にしてどの部分を日本語にするかって結構大事だと思うのです。Aメロは主に感情部分が書かれているんですけども、英語詞に綴られたのは心の声がメイン。皮肉や内心を相手に聞き取れないようにぼそっと呟くには英語が適任なんだと思うんですよ。ただ両Aメロの最後の歌詞は多分本当に1番伝えたい(相手に言ってやりたい)ところで、皮肉って言わないストレートな気持ちを関西弁でシャウトするあたり、かなりらしさ出てるな、と。ここで指すらしさというのは大きく括った関西人らしさという意味で。これ関東人だったら英語にすると思うんですよね。もちろん一概には言えないですけど、この歌詞が口をついて出てしまう状況って、溜まりにたまってええーい言ったれ!!くらいの勢いですけど普段の世間話としてなかなか出てくるワードではないです。これを果たして東京の大人がこんなストレートに感情を出すかと言ったら否かなと思うわけです。もしも私がこの歌詞を『Kansaiholic(仮)』として関東弁でアレンジしてって仕事の依頼が来たとしたら(来ない)、この部分こそ英語詞一択だなと*4だからこれも錦戸くんの性格と相俟ってかなりらしさが出た部分に見えたんですよね。これはほんとだいぶ偏った見解ですけどね…!

 

 

【考察②】Bメロ

 

[1B]
全員
How far did I run?
(どこまで来たんやろ?)
Don't know where to go!
(もうどこ向かえばええねん!)
Hey!(なあ!) wait!(ちょ、待てや!)
錦戸
Here we go then!
(っしゃもう行ったるわ!)


[2B]
全員
How far did I run?
(どんくらい遠くまで来たんやろ?)
Don't know where to go!
(もうどこ行ったらええか分からへんわ!)
渋谷
ahhhhhhh!!!!!!!!
(ああぁあぁぁあ~~~!!!!)


[3B]
全員
How far did I run?
(どのくらいまで来たんや?)
Don't know where to go!
(もうどこ行けいうねん!)
Hey!(おい!) wait!(待てって!)
錦戸
Here we go then!
(あ~もうはじめよか!)

 

「How far did I run?(=どのくらい走った?)」の“走る”はおそらくこれまでの人生を揶揄しているのでは、と思います。この言い回しから、前だけを向いて全力で駆け抜けてきた感が出ていて非常に良いのです!関ジャニ∞に置き換えると結成当初もしくはJr.として事務所に入所した時から現在までのことと勝手に置き換えて読み解いています。 

「Don't know where to go(=行く当てが無い、どこへ行ったらよいのかわからない)」2つの意味合いがありますが、文脈から言って“行くあてが無い”のではなく“向かう場所を模索している”というニュアンスが近いのではと思います。世話しなく歩く東京人(私のイメージは渋谷のスクランブル交差点)の中で通りすがる人たちに必死に「おい!」「なあ!」「ちょっと!」と話しかけるんだけど誰も見向きもしないし立ち止まってくれなくて、やけくそモード突入。みたいな。

で、「Here we go then!(=さあ始めるぞ、さあ行くぞ)」は東京人なんてあてにしないと言わんばかりにもう自分たちで決めた道を行くしかないと腹を括ったイメージ。「ahhhhhhh!!!!!!!!」を挟んでくるあたり錦戸さんのロックンロールを感じて震える。

 

【考察③】セリフ~Cメロ

 

[セリフ]
丸山
はあ、またやってもうた...
いやもうほんま今日はこれで終わろうと思ったけど
でも...なんでいっつもこんなことなんねやろな
もうあかんわあ

 

[Cメロ]
大倉
人により程度は異なりますが、
その計画(プラン)により東京への
依存が生じます。

 

後付けされた丸山くん台詞と大倉くんボサノバパート。
これはもう後付けというより味付けという感じで、1曲の中にテイストの異なるパートを入れ込むことで単調さを排除して飽きさせない工夫がこれまたああ錦戸さんの遊び心…!(4回目)もうしつこいと言われても書かずにはいられない!
歌詞全体を通して比較的弱音ばっかりなんですけど、セリフ部分は特に如実でそれを丸山くんに言わせるところがめっちゃ錦戸くん。むしろ丸山くんパートということが前提で考えられていることが分かる部分でもあって、「またやってもうた」「これで終わろうと思ったけど」とかきっと丸山くんを想像しながら書いたんだろうなっていうほほえみ感。「もうあかんわあ」とか加藤くんとの深酒で言ってそう…!
個人的には大穴ですばるくん村上くんあたりに1回こういうの言わせてみてほしい…。*5

Cメロはもう喫煙者の私が断言します。完全にこれですよね分かります。

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ああ、錦戸さんの遊び心…!(5回目)関ジャムでも度々話題に出るオマージュ*6。分かる人には分かる、それが面白いと色々な方が仰っていましたが、正しくそれですね。
非喫煙者の方にはピンとこなかった方も多かったのではと察しますが、喫煙者であれば毎日数回は目にするその文言を入れ込むことでクスリと笑えるような要素を入れるところがああ錦戸さんだな、と。タイトルの「holic(=中毒)」から、中毒性のあるものを想像したとき、身近なものとしてパッと浮かんだのでしょうね。パッチの錦戸さんを思い出してにやける~~!

 

 

【考察④】サビ

 

[1サビ]
Tokyo!(東京!) 物語の始まり
Tokyo!(東京!) 淡い夢抱いたり
Tokyo!(東京!) 甘い罠に嵌ったり
Tokyo!(東京!) 時にゃ踏んだり蹴ったり
Tokyo!(東京!) みんな似たり寄ったり
Tokyo!(東京!) 日々是綱渡り
Tokyo!(東京!) 本当のとこやっぱりもう
I don't like you Tokyo!!
(東京なんか好きちゃうねん!)


[2サビ]
Tokyo!(東京!) ここじゃみんな強がり
Tokyo!(東京!) 見栄っ張りの集まり
Tokyo!(東京!) 気を抜きゃすぐ置き去り
Tokyo!(東京!) また行き当たりばったり
Tokyo!(東京!) こんな自分にうんざり
Tokyo!(東京!) きっと右肩上がり
Tokyo!(東京!) 根拠なんてさっぱりもう
I don't like you...
(絶対好きなんかじゃ...)


[大サビ]
Tokyo!(東京!) 終わらない物語
Tokyo!(東京!) 眠らない街明かり
Tokyo!(東京!) ふと見上げた月明かり
Tokyo!(東京!) 何故か涙こぼれたり
Tokyo!(東京!) 温もり寄せ合ったり
Tokyo!(東京!) こんな唄歌ったり
Tokyo!(東京!) ここはまだまだ始まりだから
I can't hate you Tokyo!!
(やっぱ憎まれへんな東京!)

 

こんなに韻を踏みまくる錦戸さんの語彙の多さよ…!これただ言葉尻に「り」を置いているだけじゃないところが錦戸さんの才能を感じるところで、関ジャムでも韻を踏むことについて特集された回がありましたけど、1サビでは“淡い夢”“甘い罠”(=aaiue aaiaa)と頭で踏んだり、“踏んだり蹴ったり”“似たり寄ったり”(=uai eai iai oai)みたいに重ねたり。2サビでは、1サビで多用された「(動詞)~したり」的な置き方ではなく、“強がり”“集まり”“置き去り”“ばったり”“うんざり”とちゃんと単語を持ってきているところ。そしてサビの枠を超えて“物語のはじまり”“終わらない物語”と関連性を持たせているところ。

次に素晴らしいのが、1サビ・2サビ・大サビという括りの中できちんと話が通じていること。
1サビでは冒頭ママ、物語のはじまりが書かれていて、夢・罠・似たり寄ったり・綱渡りのワードから右も左も分からない上京したての姿が浮かびますよね。2サビで少し東京に慣れてきた様子が伺えます。似たり寄ったりに見えていた人たちの印象がだいぶ違って見えてきているし、「気を抜きゃすぐ置き去り」が逆説的に東京で一定期間気を抜かずに奮闘してきたこと、ある程度の人たちと肩を並べられるようになったけど気を抜いたら置いていかれるという焦りみたいなものから数年の年月が経ったことを教えてくれているような気がします。大サビで1人思い悩むことや誰かを頼ること、弱くなることの描写とともに将来を見ている感じ。まだまだこれから、と。


「I don't like you Tokyo!!(=東京が好きではない)」はここだと「いけ好かない」みたいな。勢い的には「東京なんか好きちゃうわあほんだらああ!!(巻き舌)」くらいの。

「I can't hate you Tokyo!!(=東京が嫌いになれない)」つまり「憎めない」ということで、私はこの大サビ最後のフレーズで『Tokyoholic』にやっと繋がる感じが最大の錦戸さんらしさだと思っていて。
この曲は、このフレーズがなければタイトル『Tokyoholic』じゃなくても良いと思うんです。『Tokyo fighter』『Tokyo Labyrinth』とかそれこそなんでもいいんですけど。東京で沢山苦戦して苦悩があって七転八倒、満身創痍、それでも「I can't hate you Tokyo(=やっぱり憎めない東京)」という結論に辿り着く時点で“気がついたら東京中毒者になっていた”というところに繋がると思うのです。その真意はやっぱり東京を好かない部分もあるけど、東京には当初から追い求めていた夢や人生の刺激になるものが確実にあって、てっぺん取る、売れる、国民的になるみたいな一筋縄ではいかないような目標に対してどう足掻くかみたいなことが東京の面白さでもあるということを身をもって体感してしまっている。そういう東京にしかない刺激がいつの間にか俺をTokyoholicにさせているっていう、身体に染み付いてしまった、戻れないみたいな、最後まできてやっと意味合いが合致する曲の作り方が凄く錦戸くん。

 

作詞家・錦戸亮を読み解くなら文末に注目せよ。


これは完全なる主観なんですけど、作詞家・錦戸亮は歌詞の〆部分に意味を持たせがちな傾向、あります…よね?そう思うのは私だけ…かな?みなさんどう思いますか?私の印象だと、錦戸さんは色んな意味で必ず最後に落ちを持ってくる、と思っています。だから錦戸さんの詞を紐解くには最後の歌詞に注目せよ!というのが私の持論です。


曲の構成として多いのは、今回の安田くん作『Black of night』みたいに1サビを終わりに持ってきて〆るパターンなんですけど、錦戸さんの楽曲はサビの歌詞繰り返しとかで終わる曲が極端に少なくて、ぱっと浮かぶのは『monologue』くらいでしょうか?

 

『monologue』

拳握りしめ戦ってるんだ
優しい言葉で抱きしめるんだ

 

それでも一節ずつ取っているくらいなので通常構成ともまた違うのですけどね。


例えば、

『ビースト!!』

タイソン エルビス
ジャッキー ブラピ!
ゆうじろう てつや!
まさき ひろし!

みたいに最後にいきなり人名を入れてきたり、

『バナナジュース』
思い通りにいかない
現実は 待っちゃくれない
君の本音はそんなバナナ...
抹茶くれない?

 

『アイスクリーム』
あぁ今すぐに
アイスクリーム

みたいに最後の最後で韻踏んでみたりとか、

『Your WURLITZER
さあ こんな歌はいかがですか?

と「色んなテイストの曲がありますけどどれにしますか?」的な表題のJUKE BOXに繋がるような1番大事な部分を持ってくるし、

『stereo』
そしていつか変わればいいのにな
一瞬が 永遠に...

 

『Half Down』
いつかは過去も 現在も 未来も
愛しく思えるなら
何処までもいこう僕のままで


みたいなそれまでの曲中で言えなかった1番の本音部分を最後に持ってくる傾向ありますよね?

今回の『Tokyoholic』は『Your WURLITZER』の部類だと勝手に解釈していて、終わりに来る「I can't hate you Tokyo!!」がこの曲の全てといっても過言ではないと思うのです!!(うるさい)

 

I can't hate you Tokyo!

エイタメ魂で初めて拝聴した時も「こっちも必死なん(ry」よりも断然「I can't hate you Tokyo!!」が記憶に残っていました。これは個人的な理由も大きいのですがここでは関係ないので割愛*7
とにかく私は錦戸さんから発せられたこの「I can't hate you Tokyo!!」という言い回しが好きすぎて仕方が無い。don't like youからの流れで「I like you Tokyo!!(=好きだぜ東京)」でもなく「I love you Tokyo!!(=愛してるぜ東京)」でもなくhateを選ぶセンス。

1サビで好きじゃないって言い切って、2サビで濁して迷って、大サビで嫌いじゃないけどな!みたいなツンデレ感がああ錦戸さん~~たまらん~(;;)!

 

結果、『Tokyoholic』によって錦戸holicに陥ったaiaiでした。。読んで頂いてありがとうございました!終わります!

 

 

*1:よく使われるalcoholic(=アル中、アルコール中毒)はアルコールに依存している人という意味だし同意語で使用される場合も多い

*2:意:ある物事に依存し、それがないと身体的・精神的な平常を保てなくなる状態

*3:意:何かしらの物事にのめりこむ様子、毒性物質摂取より生体の正常な機能が阻害されること

*4:大阪の人から見た東京の「冷たい・他人に無関心」「自信家・プライドが高い」「大阪をばかにしている」「お高く止まっていそう」というイメージ(参考資料はこちら)を最大限に利用したダークな英語詞にしたい。いや、もちろん仕事としてですよ…!

*5:横山くん安田くん大倉くんあたりもなんとなく想像できてしまうので...

*6:別の曲のメロや歌詞を絶妙なアレンジで入れ込むこと。別曲を引用する場合リスペクトが前提条件、Notパクリ。

*7:学生時代に良く聴いていた東京事変の『喧嘩上等』が物凄く好きで、その歌詞の〆である「And I hate you.」というフレーズがとても好きだったので耳に残ったのです。2回目に参戦したエイタメでdon't like→can't hateの流れだと確認出来たときにはそれはもうテンション上がったのは言うまでもなく…。

テレビ番組で大反響!大幅減量ダイエット
ダイエット番組でエルセーヌが大幅減量をサポートしました。