君が泣いていないか、泣いていないか心配だ。

関ジャニ∞さんメインのぶろぐ。&NEWS/WEST。

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お互いがお互いのかけがえのある恋人

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クズの本懐』が終わってしまってしばらく抜け殻状態でした、クズの本懐ロス。最高でした。

エイト関係ない記事(ED担当の歌い手さんがエイター?みたいなので最後に若干触れてます)ですみません…私の頭の中にクズ語録がぐるぐるしているので、お願いだからちょっと紹介させてもらえませんか!!

ひとつでも共感できたあなた、クズの仲間入りですよ…ふふふ。(悪い顔)

 

 

 

ノイタミナ枠にハズレなし。

完全なる私の好みの問題ですが、断言させてください。ノイタミナの1月期にハズレはない。

★2015年1月『四月は君の嘘
 広瀬すず・山﨑賢人で実写映画化

★2016年1月『僕だけがいない街
 藤原竜也有村架純で実写映画化

★2017年1月『クズの本懐
 →同時期に吉本実憂桜田通で実写ドラマ放送

 

特に昨年からの僕街→クズの本懐の流れ最高かよ。最高だよ!!

ちなみに私は原作至上主義なので映画は見ていないです。クズの本懐はドラマも同時進行で見ましたが、キャスト(特に主人公2人)の本気が伝わってとても素晴らしかった。


正直『クズの本懐』は見る人を選ぶアニメだと思う。
ああ、この感じ分かるなあと思うか全く理解できませんと思うかの2択なのではと思います。

 

クズの本懐

そもそも『クズの本懐』とは。

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月刊ビッグガンガンで連載されていた横槍メンゴ先生の恋愛漫画

内容は長々と説明するより公式サイト1話あらすじが全てだったので引用。

 

高校二年生の安楽岡花火は、成績優秀、品行方正な優等生。
そんな彼女は、同級生の粟屋麦と、ある「秘密」を共有していた。

恋ってそんなに美しいものですか?

これは、誰よりも純粋で誰よりも歪んだ純愛ストーリー。

第1話「望み叶え給え」 | クズの本懐ニュース - ノイタミナニュース

 

そう、“誰よりも純粋で誰よりも歪んだ純愛ストーリー”なんですよ!

相関図はアニメ版がなかったのでドラマ版から引用↓

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お気づきだろうか。恋心の赤い矢印、一方通行ばかりな件。

 

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主人公・花火はお兄ちゃん(と慕っている)鐘井先生が好き。

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麦は元家庭教師で現音楽科教師の茜が好き。

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で、鐘井先生と茜が(実際にはちょっと違うけど)付き合い始めるわけです。でも純粋に好きなのは鐘井先生だけで…茜は人のものを奪うのが好きというとんでもない思考(嗜好)の持ち主。


そこで花火と麦は恋人という契約を結びます。取り決めた条件はこちら。

1.お互いを好きにならない

2.どちらかの恋が成就したら関係は終わり

3.お互いの身体的欲求はどんな時でも受け入れる事

 お互いをお互いの好きな相手だと思って寂しさを埋めましょうという契約。

 

「お互いがお互いのかけがえのある恋人」

ちなみにタイトルは『クズの本懐』のキャッチなのですが、これめちゃくちゃ好き。

「かけがえのない恋人」は良く聞きますよね。

*かけがえのない(=「掛け替え」、かわりになるものがない、このうえなく大切な)

つまり「何にも代えられないたった一人の恋人」という意味。

ではタイトルは。つまりそういうことです。しかもお互いに。取りようによっては切ないし、取りようによってはクズですよね。替えがきく恋人。


こういう(「セフレ」みたいな単純な言葉を使わない)作者の言葉の選び方や心情の表現方法がとても繊細で好きなんです。

 

「気持ち以外は君のもの」

さらに花火と麦の関係を「気持ち以外は君のもの」だと言うんですよ。

でもこれはきっと言葉通りであってそうでなく、「本当の好きな人への想い」とか「埋められない寂しさ」みたいなものをお互いに理解し合って気持ちを共有している。つまり「“私の抱く「好き」という”気持ち以外は君のもの(あなたに恋心はない)」であり、「“お互いの好きな人への”気持ち」はもしかしたら誰よりも「君(僕達)のもの」なんじゃないかなと。理解し合えるのは2人だけですよ的な。

そんなわけで主人公たちが“2人でいること”には“身体だけの関係”という言葉では軽すぎる、深い意味があるように思えて、過激なシーンも多いアニメですけど、色々と考えさせられる、ただのエロ漫画じゃないんだぞ!と声を大にして言いたい所存です。(真顔)

 

では厳選を重ねたクズ語録をどうぞ。

 

クズ語録・名言集


花火「興味のない人から向けられる好意ほど気持ちの悪いものってないでしょう?」

f:id:aiai1122:20170412164459j:plainこれは主人公・花火の言葉。

興味のない人から
向けられる好意ほど
気持ちの悪いものって
ないでしょう?

男の子に告白されて相手にこう答えるんですよ。
ズバッと直球すぎる。
しかもこのセリフを放つ前の心の声が

泣きそうなくらい
私の事
好きなのか

相手の心情を分かった上で容赦ないこの発言。花火さんよ…。
花火はたぶんこの頃、お兄ちゃん以外の人間にさほど興味がない。だから言えるんだよなあ。
でも分かる。告白は好きな相手からだから嬉しいのであって、興味のない相手からの告白というのは自分が知らないところで自分のことを見られていたり、相手の頭の中に自分がいる、ということ。「気持ちの悪い」の中には「面倒くさい」とか「煩わしい」とか、もっといきすぎると例えばちょっとストーカーみたいで「恐い」とか、意図しないところで「自分」が存在している「恐怖」みたいなものも混在したりする。
好かれることを「嬉しい」だけで受け取れるのは多分自分に存在価値を与えてくれたという満足感とか快楽で、それを象徴したのが茜なんですよね。

 

「他人(オトコノコ)から向けられる好意ほど気持ちいいモノなんてないのに」

f:id:aiai1122:20170413144505j:plain  f:id:aiai1122:20170412164459j:plain

花火に「好きでもない人に好かれてそんなに楽しいですか?」と問われて出た茜の言葉。


えぇ?なんで?
他人(オトコノコ)から向けられる好意ほど
気持ちいいモノなんて
ないのに

なにがクズって、「人のものを奪うのが好き」という本性がでた時に言い放ったのがこのセリフだってところ。

ここから花火は、鐘井先生を奪った上に麦の心をもさらっていく茜に感化されて一夜限りの関係を楽しんでいるような男・タクヤ(茜のセフレ)について行くようになる。
なぜなら「茜に向いている好意がほしい」から。

 

花火「演技ならいくらでもくれてやる、それで虚像の私に夢中になればいい」

f:id:aiai1122:20170412164459j:plainで、タクヤに対して花火の心の声がこれ。

演技ならいくらでもくれてやる
それで虚像の私に夢中になればいい

心はあくまでも「お兄ちゃんのもの」なんですよね。
お兄ちゃんをあんな女に渡したくない。あんたには負けたくないという女の意地。


花火「今すぐ私に価値があると思わせて」

f:id:aiai1122:20170412164459j:plain興味のない人の好意が気持ち悪いといっていた花火はすっかりクズ思考に。

執着されたい
夢中にさせたい
私からは何もあげない
何ひとつ奪わせない
対等じゃないのがいい。

誰か、誰でもいい

今すぐ私に価値があると思わせて

これは結果的に誰も自分のものにならなかった花火が、茜との差や現実を思い知らされた1人の帰り道でのセリフ。悔しかろう悔しかろう。あらすじにあったように「誰よりも純粋で誰よりも歪んでる」んですよね。ある意味とても素直で真っ直ぐな花火の本音が出た箇所でした。


そんな恋敵・茜さんはこんなことも言っています。


「あぁ楽しみ、早く見たいな 搾取されるあなたの顔」

f:id:aiai1122:20170413144505j:plain → f:id:aiai1122:20170413144925j:plain

鐘井先生が純粋な気持ちで茜に告白をして、OKの返事をするまでの茜の本音。

あぁ楽しみ
早くみたいな

搾取されるあなたの顔

ゲス…!クズを通り越してゲス…!!

*搾取(=しぼり取ること、利益をわがものにすること)
この時点ではいらなくなったらポイしようと思っています。OKしたのは花火の思い人だと知っているから。人のものが欲しい。鐘井先生の好意を手に入れて、花火の屈辱的で絶望的な感情に苛まれる様が見たい。茜さんにとっては暇つぶしでしかないんですよね。茜を求めてくる男なんて他にもたくさんいるわけですし。


「正直言って疼くよ 俺のクズ女レーダーが」

 f:id:aiai1122:20170413145013j:plain一方、麦くん。

正直言って疼(うず)くよ
俺のクズ女レーダーが

花火と茜を重ねてみた時に出た本音。はい、クズ。クズ女レーダーを持っている時点でクズ。…なんだよクズ女レーダーて。

麦くんは基本ドライで冷めている男の子ですが、茜に対する想いだけは本物でアツイところがあるんだよなあ。そこが憎めなくて可愛い。麦の言葉を借りるなら茜が「性悪でクソビッチ」だって分かってて、好きなんだよなあ。辛いなあ。

麦はセリフより行動がクズでしかも厄介。
茜に本気なくせに花火とモカ(幼馴染の女の子)に手を出す(しかもどの人も一応大切にしてる)という情が残って誘いを断れず余計相手を傷付けるパターンのやつ。
モカとか可哀相だった…最初の時点ではっきり振ってやれよ…。でもそんな麦の優しさがモカを救っていたりするから一概には言えない。恋ってムズカシイネ。
その点、茜はどの相手にもキモチがないから割り切れてて逆に清々しく思えてくる不思議。


タクヤ「身体がキモチよければ気持ちなんて簡単についてくるでしょ?」

花火がタクヤに迫られてる時に言い寄られた時のセリフ。これが1番やばい。もはやただのチャラ男。なんていうか麦とか花火の高校生コンビはまだ言ってること厨二っぽくて可愛げあるけど、茜とかタクヤの大人チームは本当ゲスい。

これを言われた花火の心の声がこれ。

実際
そんなもの
なのかもしれない

とうとう自暴自棄か花火大丈夫か!と思いきや、これには続きがあります。

実際
そんなもの
なのかもしれない

お兄ちゃんを想う気持ちで
麦と触れ合うのは

花火さん、タクヤの事なんか上の空。(どーーん。)つまり「お兄ちゃんへの気持ち」で「麦と触れ合う」ことを「タクヤを通して」理解したわけです。おいおい、お兄ちゃんまで遠いな…。

 

 

誰が1番クズなのか。

そもそも「クズの本懐」の意味とは。

*クズ(=役に立たない、価値のない)

人間のクズという場合には「役に立たない人」など低劣な人間を表す言葉として使われます。クズはたぶん花火や麦や他の登場人物にも当てはまるように作られていたと思う。理性を失った人、道理に外れた人とかっていう意味で。

*本懐(=本来の願い。本望。本意。)

そんな理性を失ったクズな私の本来の願いとは。

・花火の本懐は「お兄ちゃんを振り向かせること」

・麦の本懐は「茜さんを自分の手で変えること」


これが本来の2人の目的であり、本望だったと思います。

麦と鐘井先生は対照的でした。
麦は茜に「茜さんを変えたい」と言い、鐘井先生は「そのままでいいです」と言った。
茜にとって本当に影響力があったのは、そのままの自分を受け入れてくれて、尚且つ大切にしたいと言ってくれた鐘井先生だったんですよね。分かる。

麦の云う「茜さんを変えたい」は詰まる所、俺色に染めたい、俺が独占したいという欲でしかなかったんですよね。性悪クソビッチな性格を変えたかったのではなく、男遊びをやめて自分だけに振り向いてほしかった、ということ。茜が改心しても自分のところに来てくれなくちゃ意味がない。

で、惨敗した麦ですけど、最後の最後で気付くんですよね。「自分が茜さんを変えたいって思っていたけど、本当は性悪クソビッチな茜さんが好きだったんだ」と。切ないな麦。

でもこういうところが思春期の高校生と余裕のある大人の違いというか、もちろん性格の違いもあったけど、唯一クズ要員ではなかった鐘井先生が花火の告白を真摯に受け止めて断り、茜を選んだという全うな行動をしたことで、他3人の行動も必然的に変わっていったような気がします。

 

クズなのは?

本編では登場人物は他にも数人いて、それぞれが其々にクズな部分があったのですが、最もクズなのはやっぱり主人公2人なのかな。だからこそのタイトルだと思いますしね。でも勘違いしないでほしいのは、物語を通して1番マジかと思ったのはやっぱり茜さんだということ(タクヤはちょい役なので除外)。上記クズ語録でも言いましたが、結婚前の茜はもうクズどころかゲスだった(あっぱれ)。

*クズ(=役に立たない、価値のない

*ゲス(=この上なく下劣で品性が卑しいさま、人として最低であるさま)

それに茜には価値があって、花火にはそれがなかった。そんなエピソードからもやっぱり茜はクズゲスだと思います。

 

この物語のエピローグでは「本物を探している、そのために生きていく」で終焉を迎えます。
麦と花火は本命と結ばれない事を知ってもなお一緒にいることを選ばなかった。「お互いがお互いのかけがえのない存在」だったことにも気付いて、それがお互いに同じ気持ちにも関わらず2人は2人じゃだめだと決心して別の道を選ぶ。

茜は鐘井先生に純粋に愛されるという感覚を知り結婚する。

最後はみんながまるっとまともな思考回路になりなんだか物足りない気もしたけれど、登場人物の成長記としては過程部分の闇が魅力的だったので良しとする。

 

余談: 音楽も素晴らしい。

ED『平行線』/“酸欠少女”さユり

そして花を添えたのがEDで流れるさユりさんの『平行線』 。


“酸欠少女”さユり5thシングル「平行線」 “ノイタミナ”アニメ&ドラマ「クズの本懐」ED

タイトルだけで察して欲しい。交わらない「平行線」というところが花火と麦の物語の良さを増幅させる。感服。最初歌い出しを聞いただけで歌とアニメの世界観に引きずり込まれるような魅力があります。

さユりさん、実は関ジャニ∞に感化されて音楽を始めたそうで!

小学6年のときに、関ジャニ∞がアイドルにも関わらずバンドをやっていることに感心し、それからギターに興味を持ち、購入する[2]。中学2年のときには、関ジャニ∞が自ら作詞・作曲をしていることにあこがれ、曲作りを始める[2][3]。

さユり - Wikipedia

立派なEighterやないかーー!!(仲間) 

その他にも、RADWIMPS野田洋次郎から楽曲提供&プロデュースを受けたり、僕街でもED担当されてたんですけど、中毒性のある歌がめちゃくちゃいい。とりあえず最初10秒だけでいいから聞いてほしいですお願いします。

 

OP『嘘の火花』/96猫

そしてOPも素晴らしい。96猫さんの『嘘の火花』。逆から読むと「花火(主人公)の嘘」。歌詞がとにかくシンクロしていて、なんかもうOPもEDもクズの本懐の為に制作されていて嬉しさしかない。


96猫 『嘘の火花』

個人的には『平行線』が好きだけど、評判を見ると『嘘の火花』の方が実は中毒性があるとおっしゃる方も多くて、ほうほうと思いながら気付いたら何度も聞いていた。中毒性。

クズの本懐』は物語もさることながらこうして音楽にも支えられていることが制作陣の愛情を感じます。音楽って記憶に残るしね、その時感じた感情まで思い出せたりしちゃうしね、大切ですよやっぱり。 

 

 

そんなわけでまたやってしまった懲りずに6,000字超え。いつになったら簡潔にブログを書けるようになるのか…。ここまでお付き合い頂いた方、感謝です。どろん。

 

 

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